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なにを思い、なぜスノースクートで滑るのか?コラム、インタビューです
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加藤 康宏
かとう やすひろ 1975 2/10 29才 スポンサー:東洋システム(SUNN,INSANETOYS) 過去のリザルト |
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| 国内でも長いキャリアを持つライダーの一人。ここ数年は札幌と白馬に活動拠点を置く。世界的にも最先端の滑りを見せる、今も昔も変らずもっとも重要なライダー。インタビュー数日前に肩のオペを終え退院 |
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インタビュアー KMN:ちいーっす!元気?毎年冬は一緒に活動することが多くていまさらインタビューとかさ、どうかな?と思うけど 笑 よろしくです!
加藤選手:はい。どうも。 チャリで鎖骨粉砕骨折らしいね。大丈夫?今年の夏はこっち(本州)来たりするの? そうだね、お盆ぐらいは実家に少し帰るかな。ケガもシーズン前半にはボルトも抜けるし、問題無いよ。 へー。全然平気そうだね、心配してたのに!TOOLATEにもよってよ! 寄りたいよ。寄りたいけどね、、お金がね、無いんですよ。 う〜ん、、いきなりそんな話になるのもあれなんで、、他の話題で。シーズン中はさ、夜とか皆でスクートの話するでしょ?俺とカトちゃんなんて特に変に熱くなったりさ(笑)皆寝てるのに、、 そうだね でもシーズン終わると一旦バラバラになってたまに連絡取るぐらいで、、 まあ、俺はスクートを一年中は出来ないタイプだから特に夏はどうしても、、もう先シーズンのこともちょっと忘れてるかも ああ、そうだねカトちゃんは夏はウオーター、室内ゲレンデで飛んで飛んで!!って絶対しなさそう 海外で滑るのもいいけど、そこまでは、、って感じだ 夏はチャリもあるしね どっちもやりたいよね、スクートとチャリどっちが好き? う〜〜んん、、どっちも好きだけど、単純にどっちっていわれたらチャリかもね 純粋に楽しめる感じ?プロボーダーの人なんかでも趣味でやってるサーフィンのほうが好きっていう人もいたけど そうだね。どこでも乗れるしね。でもスクートのほうが一生懸命だし、もちろん楽しいし。スクートのほうが間違いなく深く関わっているよね(シーンに)まわりの環境もそんな感じだし 環境? メーカー、主催者側に近かったり、一緒に滑るライダーもずっとスクートやってて先を考えてて、、ってことかな。チャリはまだ気軽に楽しめてるね、そういう意味でもスクートのほうがずっと関わっていると思う。ただ、自分のライディングのレベルでいうとスクートもチャリもやっていることのレベルは同じぐらいだと思ってるよ 逆にいえばスクートのシーンがまだまだ、、ってことにもなるね。加藤君チャリも上手いけどね、、ホントは見たことないから知らんけど(笑) そうそう(笑) |
スクートとチャリどっちが好き?
単純にどっちっていわれたらチャリかもね ?骨折20秒前 長沼マウンテンバイク大会ダウンヒル |
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2004シーズンは、、大会慣れした。
![]() HOLIDAZE 2004 |
そんな中、先シーズンはいかがでしたか (笑) 「輝け、カトちゃんの2004シーズン思い出ベスト3!」 (笑)「大会慣れをした」 おおーー、これは?今さら、、 怖いと思わなくなったってことかな クロス?その他? あ、これはクロスレースの話だね。なんていうか、、コースやライダーに対してプレッシャーが無くなった、なんでも来い、(相手が)誰でもいいっていうか、、邪念が無くなった。 邪念?(笑) いや(笑)欲とかじゃなくて悪いことを考えなくなった。ここで絡んだらどうしよう、とか曲がり切れなかったらどうしよう。とか、、まあ上手くなったというのもあると思うけど で、結果も残ったり? そうだね。ツメが甘いところはまだあるけど、まあまあ、、。 惜しかったよね。最終戦。さて、次は? 「フェイキーが分かった」(※1) 最初に大会慣れといっておいて次はフェイキーだ!自分の中では大きかった? う〜ん、、そうだね ここ数年一人で練習やってたよね。 やってた。でようやく「わかった」。ついに無意識にできるようになった。なんていうかフェイキーじゃなくても良いんだけど、、ワザっていうかそういう動きが無意識にできるようになってきて。なんでも構わないんだけど、、、 単純にスクートが上手くなってくるあの感じ そうだね。特に先シーズンの白馬の最終日!あの日のKMNがいなかったら今の俺はいないと言い切れるよ! みんなでゴンドラ乗らずにグラトリした日だ。スクローバー3のビデオ(※2)みてノリで、、 そう、あの日が大きかった!KMNのアドバイス通り、フェイキーやスピンを混ぜて、、 皆はだんだん飽きて、パークとか入り出したのに加藤君は一人でハマってて夕方には三次元ぐらい上の動きになっていた! 三次元かどうかは分からないけど、、 あれから札幌に帰ってもずっと練習してたよ ※1:フェイキー |
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もう、フラットバーンの滑りではあれは異次元のライディングだよね。友達のさ、スキーでナショナルチームに入ってるコに加藤くんのフェイキー混ぜた滑りみせても一発で「気持ち悪い!この人は上手い!」っていってたよ
う〜ん、、滑りもそうだけど。ハード面でボード(あとででてくるsunnボード)も含めて、やっとスキーとかボードと同じスタート地点にたったかな、、と。 でもずっと昔のスクートでも少し慣れれば今の最先端の動きや滑りは出来るよね 、、、うん。それは間違いなく出来る。当時は発想も無かったし出来なかったけど。やっぱりモノだけじゃないよね。それに早いよね、、最近は皆、上達も、、スクート始めたばかりの人も今はすぐに(フェイキーや加藤君自身の動きを)マネしようとするよ。概念がないのがスゴイよね。まあ、自分のやってることも、技術的には難しくないし、、発想と、、練習と、 そうやって、良くなっていくよね。偶然やタイミングもあるかもしれないし うん、あとはいかに他をみているか、 他のジャンル? そそう、だんだんそこしかなくなってくるよね、、今、白馬だったりで一緒に滑っている仲間がある程度スクートでは最先端だと思うから、、 皆上手いしね。ただ、スクートライダーのマネをしてても新しいことは生まれないと思ってる。それでもたまに、お!っていうのはあるけどね。 う〜ん、、シーズン中盤とかマンネリになってなにかみつけたらお互い教えあってるもんね。そんなかでも今年のフェイキーは素晴しいムーブです! やっぱりね、他のジャンルの上をみたらいいと思いますよ。これは絶対に。 |
やっとスキーやボードと同じスタート地点に立ったかな
![]() 白馬では大会のセクション作りも、、 |
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昔のインセインのスクートには満足してたよ、
![]() 先シーズン、チタンフレームに真っ白いSUNNのボード |
そして最後は? 「楽しんで滑れた」 こっちは遠足の感想聞くつもりはねーよ! どんなマシンやバーンでも楽しんで滑れるようになったってことかな、最低の雪質とかでもね おお!それよく口にしてたよね。なんかオトクだよね。 色んな人のスクートに乗らせてもらったし、乗りにくいものでもそれにあわせて楽しんだり。アイスバーンならアイスバーンなりの楽しみ方をしたり、、どう楽しむか?見たいな、、周りの状況にあわせて乗れるようになったね、これも上達したからかもしれないし う〜ん、、これも結構深いよね で、ごめん。もう一コいい? いいよ(笑) 「ジブの楽しみ方を知った」 加藤選手といえば、なにがあってもカーブやレールには入らない、極度のジブ嫌いで有名ですが? いや、これもKMNのおかげにつきるよ。手取り足取り教えてもらって我満と二人で感動したもん。今までは本気で怖かった 我満とかナベ菌と一緒に富山で合宿したもんね。雨ザーザー降ってて最低だった(笑) ひどい天気だったけど、あれは本当に楽しかった。実際、あれだけの動きをするのに相当練習してるんだな。って体で感じたよ。今年は白馬や富山も含めて最高に楽しかったね! 話は変って、、そもそも何年か前にSUNNが無くなっちゃってさ。どうする?みたいときに加藤君はインセイントイズのライダーとしての道を選んだけど、、 インセインを選んだことに関しては他に理由もあるけど、少なくともスクートには俺は満足してたよ。。いやかなり満足してた。多分周りから見るよりはね。確かにパーツが壊れたり問題もあったけど、、、というか自分にとってはINSANEが扱いやすかったんだよね。これはさ、最近のクロスボードやサンボードが乗りやすいのは単純に太いっていうのにも通じるんだけど、、 というと? 簡単にいうとさ、昔のSUNNもインセインもボードは太かったんだよ。 太かったね〜、、当時は今ほど倒しこんでターンしなかったから、なかなかキレイなターンは難しかった。逆にジックジャパンの細いシェイプが革新的だったよね でも最近はまたボードが太くなってきて、、確かに最新の太いボードとはシェイプや素材は違うけど、少なくとも俺は昔のSUNNボードやインセインボードに最新のボードと同じテイストの乗りやすさは感じてたよ。もちろん皆がいう乗りにくいっていうポイントもわかるけどね、、 、、なるほどね、、加藤君は滑りでいうと2,3年早いんじゃない? う〜ん、、あとはいかに力をつかわないかが理想だから、それもずっと考えながら滑ってるね。体重移動とか重心で滑ろうとしてるから、、基本的にはずっと滑りは変ってないよ |
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つーわけで話題にも出たSUNNボードです。加藤君が去年、白馬に篭ったときに色々試したりしているのをずっとみてたし、良く僕や白馬店スタッフも貸してもらってたけど、、開発ライダーとして営業どうぞ!!
あれはですね。いいのかな、、こんなこといっても、、俺としてはいいものに仕上がったというのは、正直運が良かった部分もあると思うんだよね(笑)コンセプトはこちらから伝えたけど、それに対して設計をして忠実に再現したのはオガサカさん(※1)だから、その技術はさすがだよね。やっぱり。 ボードの特性を知り尽くしていた工場の力も大きいと。 、、、それに俺なりの意見とかを加えていってもらって実際、思った通りのモノが出来たし、 結果、どんな感じ? 最初は欠点が見えないくらいだったよ。いきなり完璧だった。もちろん滑り込んでいって改善点は出てきたけど、、プロトタイプの時点でかなりレベルが高かったのは確かだね、そこからさらに煮詰めたしね 運の良さも感じる、、笑 でもね、ホントあれはね、いい!あれはいいです!ハッキリいってさ。ここまでのスクートボードっていうのは現状では無いと思うんだ 加藤君がそこまでいいきることは珍しいからちょっとビックリだけど、それはひねくれモノライダー代表の意見?笑 やいや、誰が乗っても絶対にいい。もしも乗りにくいと思ったらさ、セッティングが出てないことはあるかもしれないけど、、正しいセッティングをしっかりしてれば実感はあると思う。でも、基本的には誰がのってもいいはずだよ。セッティングや組み合わせを間違えなければ。 お買い上げはセッティングとアドバイスが出来るプロショップで!ということで宜しいでしょうか?笑 まさにその通りです。 TOOLATEとかSAM'S BIKEとか、、分かっている店に相談したほうが絶対いいね。ボードをさらに活かしてくれる ありがとう(笑) 、、、良くも悪くも現状ではボードの性能でスクートの性能のほとんどが決まるといっていいと思うから、まずはそこからで、、、後は取り付けやフレームなんかは少しづつ変えていく感じだよね。メーカーサイドに提案もしているしね ※1:国産スキーブランドながらボード、スキー問わずハイレベルなOEM生産を行うことで知られる。愛子ちゃんのID-ONEもオガサカ製。 |
ハッキリいってさ。ここまでのスクートボードっていうのは現状では無いと思うんだ
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一番楽しいのは「こなし」の部分
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で、今シーズンは? う〜ん、、毎年あんまりなにも考えてないんだよね。ただ常に1シーズンに一コはまわりが驚くようなことをやろうとこれは心がけている、今まではフェイキーとか、バニーホップバースピンとかモノにしてきたしね エアーとかレースとかは? う〜ん、、エアーとかは、、俺はなんでも楽しみたいから飛んだりもするけど、実際俺を「飛ぶのが好き」って思っている人も多いと思うけど、ホントは普通に怖いし、そこまで頑張って飛んでやろうって感じじゃないんだよね (笑) やっぱりさ。何年も滑って究極に楽しいのは「こなし」の部分だと思うんだよね。トータルで。チャリでトレイルも飛びまくったりもしたけど、一緒だよね。飛ぶのもバカでかいワンメイクやトリックというより、やっぱり「こなす」これが楽しい 自分の懐の中でコントロールしていく感じだよね、滑りでも飛んだりでも、、 そうだね。それが一番だね。今は。エアーはエアーで頑張って進化させていくライダーが出てきたら面白くなるしそれでいいと思うよ! 最後になっちゃうけどさ、このインタビューの打ち合わせのときにさ、いつまで今のペースで滑れるか、、みたいなプライベートな話も出たけど、やっぱ家族のこととか含めてさ、、。自分でどうにもならない部分とかも出てくると思うし、、 そうだね。ホント色々ある。いつまでもやりたいように出来るとは限らないけど、滑りも開発も、、環境作りも自分の中で納得いくところまでは少なくとも続けたいんだよね。ここで終わっちゃうのはまだ中途半端すぎてイヤだから。 少なくとも今シーズンはバリライドだよね! もちろん!今年も皆を驚かせるようなことをするよ!まだ全然考えてないけど 笑 というわけで、加藤選手でした!今年も札幌と白馬を行ったり来たりのシーズンになるとは思いますが、TOOLATEは努力家でひねくれモノの加藤選手が大好きです!ケガも早めに直して頑張って下さい ありがとうございました。 |