ファミリーゲレンデで楽しむフリースタイル。

■POGO180
ポゴ
マニュアルはフロントを上げてバランスを取りながら滑っていくトリックです。「ウイリー」と呼ぶこともありますが、MTB、BMXではペダリングするものをウイリー、ペダリングせずにバランスのみで行うものをマニュアルと呼ぶ為、スクートでの動きはまさに「マニュアル」になります。雪面からフロントが数センチしか上がっていないもの(腕の力で無理やりフロントを引き上げている状態)やフレームのテール部分に片足を乗せてバランスを取りながらフロントをあげることも出来ますが、それらをマニュアルと呼ぶのはちょっとイージー過ぎると思います。スクートの総合滑走力をアップさせながらなおかつ奥が深いマニュアルをぜひ練習してみてください

シークエンス
まずはフロントをある程度の高さまで引き上げなければマニュアルに入ることが出来ません。引き上げるコツはバニーホップと同じく腕の力では無く、体全体を使った荷重移動です。上手く上がらない場合は、止まった状態で腕を完全に伸ばして、スクートを柔道の巴投げするつもりで一度スクートを引き上げてみてください。スクートごと後ろにゴロン!と転がることが出来れば、なにかコツが分かると思います。実際のマニュアルは後ろに転がらず、なおかつフロントが落ちないようにバランスを取らなければなりませんが、そのバランスのポイントは後荷重の限界点(後ろに転ぶ寸前のポイント)より若干前になります。その場所を基準に、フロントが落ちてきたら腰を落としてやる、後ろにまくれてしまいそうになったら少し重心を前に持っていってやります。これらは自転車と全く同じ動作です。しかし、スクートのマニュアルは「雪面」ということを利用してさらに簡単にバランスが取れます。フロントが落ちたときは腰を落としつつヒザを伸ばしてボードのテール部分を前に押し出してやることでスクートの角度がきつくなりフロントが落ちることを防ぎやすくなります。実際のマニュアルの動きは腕と頭はあまり動かず、ヒザの曲げ伸ばしと腰の位置のみでバランスを取って進むことになります。よく「スクートにぶらさがる感覚で」というアドバイスをすることもあります。

アドバイス
マニュアルはスクートに乗る人なら誰でも一度は試したことがあると思います。自転車と違い雪面の抵抗が大きくスピードが落ちる為、次の動きやトリックに繋がりにくいことやスノーボードのマニュアル(プレス)と違い、テール部分の左右を使い分けるのが非常に難しい為、直進がメインで応用が効きにくく「一発芸」的な要素も多いのですが、さらなる進化の可能性も秘めています。練習の時にはスピードが遅過ぎると左右に倒れてしまうこともあります。徐々にスピードを上げていってマニュアルを使った次世代のライディングをぜひ発見してください。

TEXT,RIDER:KMN
PHOTO:TOSHI(OFFICE TT)
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